Google AdSenseチームからスマートフォン向け広告のセミナー案内が来ていたので申し込んでみたら当たっちゃいました。で、2011年11月24日に六本木のグーグル日本法人本社までセミナーを受けに行ったのですが、非常に参考になる内容が多かったので紹介したいと思います。これからスマートフォン向けサイトを作成したい人の参考になれば幸いです。
まず最初は現在のスマートフォンの環境の解説から。
全世界のスマートフォン端末(Android端末)は1億3500万台、Androidアプリは60億超がリリースされている。日本の携帯電話台数(フィーチャーフォン、スマートフォン)は1.17億台で、2014年にはスマートフォン普及台数は6000万台と予想されている。毎日、スマートフォンを利用してインターネットにアクセスしている人はスマートフォン保有者の91%、スマートフォンを使って検索している人は85%にのぼる。
スマートフォンを利用したGoogle検索数は2010年1年間で、今までの7.3倍に成長。スマートフォンををPCのように使っているユーザーが増加していると思われる。世界中で毎日55万台以上のアンドロイド端末がアクティベート(端末を有効化≒新規契約)されており、日本国内で見ると3年後には携帯の半数以上がスマートフォンになると予想される。
スマートフォン向けウェブサイトを構築するに当たり、10 Best Practiceを確認しましょう。
モバイルサイトのベストプラクティス10 part.1
モバイルサイトのベストプラクティス10 part.2
このうち日本で重要なポイントは、1の即時性、3のエンターテインメント性、7の地域性、8のシームレス性になる。
広告フォーマットはテキスト広告とイメージ/リッチメディア広告で、サイズは4種類が提供されている。ハイエンド端末向けAdSenseの詳細はこちら→アドセンス広告の種類V ~ハイエンド端末向け AdSense~
ハイエンド向けAdSense広告はPC向けAdSense広告の在庫から抽出しているので在庫が潤沢である(→CPCが高い)。また(特に300×250 レクタングル(中)サイズの広告は)コンテンツの一部として、ウェブサイトの占有率が高いためクリック率が向上する傾向がある(→CTRが高い)
リスト化されたコンテンツ
ビックバナーをウェブサイトの上下に配置しておく。
新聞などの記事ページ
コンテンツの終わりにレクタングル(中)を配置ておく。
コンテンツが長い場合
上部にビックバナー、コンテンツの終わりにレクタングル(中)を配置しておく。
1ページに付き3枠まで配置できるが、1ビュー(1画面)につき1枠の表示でないとポリシー違反となります。これは僕も初耳だったので、ホント注意が必要です。なお、端末によって解像度の違いがあるが、基本的にiPhoneサイズ(解像度)で1画面に1広告であればOKだそうです。
次の記事では成功事例のパネルディスカッションについての内容を紹介します。