注:今回の記事は厳密に言うと完璧に正確な内容ではないのですが、分かりやすさを重視して多少大げさな表現を使っています。あらかじめご了承ください。
一般的にクリック率はテキスト広告の方が高く、クリック単価はイメージ(正式にはディスプレイ)広告の方が高くなっています。
広告の掲載場所はオークションによって決定し、一番、ウェブサイトに収益をもたらすような広告が優先的に掲載されます。これはテキスト広告もイメージ広告も一緒で、両方掲載されるような設定にしておいた方が競争率が高まり収益が向上するわけです。(⇒AdSenseヘルプ イメージ広告とは)
もう一つ、収益性について逆の立場(広告出稿側=AdWordsシステム)から検証してみましょう。
広告主は自分(自社商品)の広告をGoogle検索の結果や、ウェブサイトの掲載するためAdWordsシステムを利用します(参考:Google AdWords)。広告の掲載有無、掲載位置については各広告ユニットの広告ランク(クリック単価×広告の品質スコア)によるオークションで決められます。
ここで言う「品質スコア」とは、広告ユニット内のテキストやユーザーの検索キーワードの関連性、広告リンク先のウェブサイトの内容との関連性を測定して算出している要素です。
(⇒AdWords ヘルプ AdWords の「品質スコア」の定義とその算出方法とは)
テキスト広告の場合、一番上に掲載されている広告はオークションにかけられた上で、広告ランクが一番高いものになっています。なおかつ、広告はその広告掲載会社が作成した中で効果が高いものが優先的に掲載されるシステムになっているので、表示されている広告は一番クリックがされやすいものになっています。
イメージ広告の場合は広告ユニットに1つしか掲載されませんが、テキスト広告も含めた上でのオークションで一番広告ランクが高いものが表示されていますので、同様に高い効果が見込めます。
相関関係をまとめるとこんな感じです。
広告主(Google AdWords)・・・一番効果が見込める場所に広告を配置し、自分のウェブサイトに呼び込みたい。
↓
Google・・・複数の広告をオークションにかけて、ユーザー(ウェブサイト訪問者)にとって一番メリット(関連性)のある広告を掲載する。
↓
ウェブサイト運営者(Google AdSense)・・・収益性の高い広告が配信される。
そのため、掲載できる広告の種類を多く(テキスト広告とイメージ広告の両方)にしておいた方が収益は向上します。
ただ、ウェブサイトのデザイン・レイアウト的にどうしてもテキスト広告(イメージ広告)じゃないと雰囲気が崩れると言った場合は、サイトデザインを優先させた方が良い結果になると思いますので、その辺りは自分自身で調整してみてください。