プレースメントターゲット広告とは、広告主が掲載したいウェブサイトやウェブサイト内の掲載位置を指定して表示するシステムで、どちらかというと広告主主導の広告配信形式です。なお、コンテンツターゲット広告はウェブサイトの内容にマッチした広告が自動的に配信されるシステムです(参考記事:インタレストベース広告とコンテンツターゲット広告)。
AdSenseヘルプだとこんな表記になってます。
コンテンツ ターゲット キーワード分析、語句の使用頻度、フォント サイズ、ウェブの全体的なリンク構造などの要素からウェブページの内容を把握し、それぞれのページの内容に沿った Google 広告が選択されます。
プレースメント ターゲット プレースメント ターゲットでは、広告主がプレースメントやウェブサイトのセクションを選択して広告を掲載できます。プレースメント ターゲットの広告はページの内容と厳密に関連している必要はなく、広告主が宣伝する商品やサービスとサイトのユーザーの興味/関心が一致すると判断した広告が表示されます。
広告主はプレースメントターゲット機能によって、特定の(効果が高く見込めると思われる)サイトにのみ広告を掲載する事ができるというわけです。そこで、広告主に対して自分のウェブサイトの特徴や訪問者の属性を知らせてあげる必要があります。なぜかというと、広告の単価はオークションで決まるため(参考記事:テキスト広告とイメージ広告はどちらが効果的?)広告掲載を希望する広告主が増えるほど、報酬額が増える可能性があるからです。
AdSenseアカウントにログインし、「広告の設定」タブにアクセスします。新しい広告ユニットを作成する際は「新しい広告ユニット」をクリックしカスタムチャネルセクションで「新規カスタム チャネルを作成」をクリックします。また、既存の広告ユニットにチャネルを追加する場合は、左サイドバーの「カスタムチャネル」を選択し、チャネルを追加したい広告ユニットを選択します(参考記事:カスタムチャネル/URLチャネルを活用しよう)。
ウェブサイトの規模が大きくなりある程度のアクセス数が集まるようになってきたら、このプレースメントターゲット設定をしておくことをオススメします。
ただ、プレースメントターゲット広告は自分のウェブサイトと関連性がない広告が表示されてしまう場合もあるので、クリック率や報酬額等をチェックし、効果が下がっている「広告のブロック」機能を使うなどして配信される広告をコントロールする必要もあります。(広告のブロック方法についてはまた別の記事で解説します)