効果的な広告掲載位置 I ~Fの法則/Zの法則~

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ウェブサイトを作成する上では、見やすさや格好良さといったデザイン性も大事ですが、ウェブサイト訪問者に伝えたい内容をしっかりと見せる為にコンテンツの配置を考えることが非常に重要です。そのためには人間の目の動きの特性を考慮した上でコンテンツを配置し、伝えたいコンテンツに視線を効率的に誘導することを考える必要があります。

皆さんはインターネットをやっている時、ウェブサイトをどのような順序で見ていますか?大多数の人が「特に意識せず見ている」と思います。しかし人間はウェブサイトを見る時に、無意識のうちに決まったパターンの目の動かし方をすると言われています。それがFの法則Zの法則と言われる法則で、視線ががアルファベットの「F」や「Z」の字のような動きをすることから名づけられています。

Fの法則

Zの法則

ウェブサイト訪問者はページ上部のエリアを左から右へと水平に視線を移動させ、次に下へと移動しながら、コンテンツに目を通していく傾向があります。インターネット上のウェブサイトでは下にスクロールして読んでいくという特性上、上から下へと画面を遷移しながら読み、目に留まった部分は左から右にじっくりと読むわけです。

人間のこの特性を利用してウェブページの「F」の字や「Z」の字の線上に読んでもらいたい記事や広告などを並べれば、訪問者の目に留まる確率が高まり、結果的にクリックされる確率が高くなるわけです。Amazonや楽天などのショッピングモール系のウェブサイトでもこのような配置になっていますので、注意して見てみるとおもしろいと思います。

なお、Google AdSense公式ヘルプの「Google 広告はページのどの位置に掲載すればよいでしょうか?」という質問にも、効果的な広告配置についての回答が載っています。

Googleが提唱する効果的な広告配置位置

あくまでもこの「ヒート マップ」は、サンプルページレイアウトでの理想的な配置なので全てのウェブサイトで効果が見込めるわけではないですが、コンテンツ配置の際の参考になりますので、記事や広告の配置を正式決定する前に試してみてはいかがでしょうか。

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