2011年11月24日に行われた、Google主催 スマートフォン向けサイト最適化勉強会で解説された、モバイルユーザーにとって最適なサイトを作成するために重要な点をまとめたものです。この記事は6~10項目について記載しています。
part.1(1~5項目)はこちらからどうぞ→モバイルサイトのベストプラクティス10 part.1
目的の操作を(仮想)キーボードやマウスのない環境でも容易にできるようにする必要があります。商品購入や問い合わせが簡単にできるようにしましょう。
>>表示するものはコンバージョン達成に繋がるものに絞る
>>購入手続き等の完了までのステップを簡略化する
>>申し込みフォーム等の入力項目はできる限り少なくする
>>チェックボックス、リスト、スクロールメニュー等を用意し、入力を容易にする
>>電話番号にはすべてClick-to-Call機能を付ける
携帯電話のユーザーが求めるのは、最寄のガソリンスタンド、近くで営業中のピザレストランなどのローカル情報です。ユーザーに来店してもらうのに役立つ機能を用意しましょう。
>>トップページに住所や店舗検索機能を配置
>>地図や行き方を記載します。可能な場合はGPSを活用し、ユーザーの所在地に合わせた情報を提供する
>>ユーザーが付近の店舗の在庫を確認できるようにする
ユーザーは一日のうちにいろいろな場所から何通りもの方法でインターネットに接続するようになってきています。デスクトップの機能を可能な限りモバイルサイトでも提供し、デスクトップとモバイルがシームレスに感じられるようにしましょう。
>>よく検索される内容や、ショッピングカートの中身を保存できるようにする
>>ウェブサイトの主要な機能は、デスクトップやモバイルを含め、可能な限りすべてのチャネルで共有して提供する
>>商品やサービスについての内容は、どのサイトでも同じ内容を提供する
モバイルサイトへのリダイレクトとは、携帯端末を使用しているユーザーを自動的に判別し、モバイル向けサイトに誘導することです。サイトにリダイレクトコードを実装して、ユーザーが携帯端末からアクセスしている場合は、モバイルに最適なサイトへ誘導しましょう。
>>ユーザーの希望によりPC向けサイトに戻れるようにする一方で、再度モバイルサイトに戻るのも簡単なようにする
>>今後の訪問時にどちらのサイトを表示するか、ユーザーが選べるようにする
>>リダイレクト先のページには住所や店舗検索機能といった主要な情報を表示する
優れたモバイルサイトはユーザー志向です。つまり対象ユーザーの声に基づいて設計されています。「モバイルサイト」に求めるものは何か」を尋ね、テストと最適化を継続的なプロセスとしておこないます。
>>解析データを活用してサイトがどのように使われているか調べる
>>可能であれば(特に複雑なサイトの場合)、あらかじめテストをおこなう
>>サイトの公開後は、ユーザーからのフィードバックを集めて反映する
>>このプロセスを繰り返しおこない、調査に基づいて継続的にサイトを改善する
Googleが2011年11月1日にウェブサイトのモバイル化を呼び掛けるサイト「GoMo」をオープンしました。このサイトの中に、自分のサイトのモバイル対応度をチェックする「GoMoMeter」というツールがあります。
GoMo: An Initiative From Google(http://www.howtogomo.com/)
GoMoにアクセスし、上部の「Test Your Site」から「GoMoMeter」をクリックするとURL入力画面になりますので、自分のウェブサイトのURLを入力します。続いて事業のカテゴリ(僕はONLINE-ONLYにしときました)を選択し、下部に表示される質問に回答すればサイトの診断結果が表示されます。
現状、英語圏向けで、なおかつ事業者向けのサービスですが、自分の運営するウェブサイトをチェックすることができますので、スマートフォン向けサイトを運営している人は使ってみると面白いかもしれません。